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GI値の低い食品で体脂肪の蓄積を防ぐ!

 

肥満体型に陥ってしまう原因のほとんどは、食べ過ぎによる食生活です。

 

ようするに、1日あたりの総摂取エネルギー量が、

総消費エネルギー量を常に上回っているという生活習慣なわけです。

 

その中でも、糖質を多く含む砂糖はもちろん、ごはん、ラーメン、うどん、パンなどの

炭水化物の摂取は、血糖値を上昇させて、体脂肪の蓄積につながります。

 

人の体は、炭水化物の食品を多量に食べると、

その中に含まれる糖質によって血糖値が急上昇します。

 

すると、膵臓からインシュリンというホルモンが多量に分泌されて、

血糖値を下がる働きをします。

 

その時、インシュリンがどのようにして血糖値を下げるのかというと、

血液中の糖分を筋肉や肝臓に送り、さらに、余った分は、脂肪に取り込まれて、

その結果、血糖値が下がることになりますが、それが繰り返されることで、

体脂肪が徐々に蓄積されて肥満体型に向かっていきます。

 

このように、炭水化物の中の糖質と血糖値とインシュリンの関係が、

肥満体型を招いて、高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病などの

生活習慣病の要因となります。

 

 

それなら「炭水化物を摂らなければ・・・」と思うかもしれませんが、

それは簡単にできることではありません。

 

もともと日本人の食生活は、3分の2以上が炭水化物の食品で占められており、

白米飯、おにぎり、うどん、そば、ラーメン、パンといった炭水化物の食品が

身のまわりに溢れ返っています。

 

特に、炊き立ての白いごはんを食べた時は「日本人だな~」と実感して、

満足感が得られるのではないでしょうか。

 

それだけ炭水化物の食品は、昔から日本の食文化として根づいており、

それを制限すると、かなりのストレスになり、

その反動で、ドカ食いしてしまうなど、

ダイエットには逆効果としてあらわれてしまいます。

 

そこで、オススメなのが、GI値の低い食品です。

 

GI値とは、グリセミック・インディックスの略で、

食品に含まれる糖質の吸収される度合いを数値化したもので、

数値が高いほど血糖値を上げやすく、

数値が低い食品を食べていれば血糖値の急上昇を抑えることができます。

 

例えば、精白米のGI値は84ですが、五穀米は55なので、

五穀米を食べていれば、精白米を食べた時よりも、

血糖値の急上昇を抑えることができるということです。

 

各食品のGI値は、インターネットなどで調べれば、直ぐに分かりますので、

できるだけ低いGI値の食品を選んで、肥満改善に努めて下さい。

 

ちなみに、食品に含まれる脂質分は、直接、体脂肪を合成するわけではないので、

脂質の摂取に関しては、あまり気にしないでいいようです。

 

☆ 参考 各食品のGI値

精白米85、赤飯77、玄米56、五穀米55、餅85、食パン95、

あんパン95、クロワッサン68、チーズケーキ75、

ケーキ(生クリーム)82、ホットケーキ80、ドーナッツ86、

豆腐42、納豆33、鶏卵30、牛乳25、ヨーグルト25、チーズ33、

うどん80、そば59、スパゲッティ65、中華めん(生)61、

中華めん(揚)71、

 

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